宇宙戦艦ヤマト2199星巡る方舟
★★★★☆ 星4
昨日の敵と共闘する現実のヤマトとは違うロマンと希望。
戦争があったら愛する人を守る。そのために日頃から備えをしておく。その備えは敵となる誰かの愛する人を未来で奪う。言葉の通じない、考え方も通じない相手ならば喧嘩もやむを得ないというけれど、戦後ほとんどの敵国同士は話しが通じている。では、なぜその当時は話しが通じなかったのだろうか。それは、話しが通じないから戦争するのではないからじゃないだろうか。相手の理解を避けていがみ合うのは国に限ったことじゃない。同僚、隣人、家族と話しが通じているだろうか。理解しようとする英知から逃げて、お腹がすいたから争う程度の人間性で、愛する者をまもると言ってないだろうか。幸せがゼロサムだとしたらその結論は間違ってない。ひとつのパンを巡って争うような文明を未来まで続かせたいだろうか。史実のヤマトに関する物語の多くが漂わせる戦争必要枠論とはことなり、ヤマトを通して数千年未来の人類はこうであって欲しいというロマンに近い希望を語ってくれたスタッフの皆さんに感謝したい。
ただ、ものすごく熱いとか、キンキンに冷たい物語に馴れている現代人には、はじめから夢オチ感満載の設定も、予定調和な共闘もものたりないのかもしれない。けど、僕はこれが気に入った。
2014年12月03日
感想文
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