さよなら渓谷



★★★★☆ 星4

後半のうぶげだけをなでるような二人の会話がたまらない。

冒頭から繰り返されるベッドシーンが、ただのキャッチーで過剰な演出かと思えば、後半になってその前半のシーンの印象が別の意味を持ってくる。それは、回想シーンにある悲しい過去の行為と、今のシーンとの違いとの対比にもなっているようで、同じ本能に触発された行為でもまったくことなる意味を持つ図式を短時間で僕等に追体験させる。そして、過去の事件の重さは安易に結実せず、進行形な心の傷として結末の先まで続いて行く。それでも生きて行くに通じるものを感じた。


2014年03月30日

感想文

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