あなたへ



★★★★★ 星5

きせつはずれの風鈴ははずさないとね

亡くなった妻からの局留の手紙を受け取りに、彼女の故郷を訪ねる。夫を亡くして寂しそうだった彼女に同情したものの、気づいたらこっちが救われていたことに気づく的な心情は普遍的なもの。写真館の前でありがとう。最後の手紙のさようなら。社会では永遠を誓ったりするけど、死が二人を分かつまでの限られた間柄でもあるし、もしかしたら、この二人の中では彼女はいずれ元夫の魂の元におくってやるみたいな誓いがあったのかもしれない。それがいいかどうかではなく、そういう人もいてもいいし、その生き方の塩っぱさを追体験できる映画。やはり、死後の世界や魂の世界はやっかいだなと思う。死んだら終わりでいいんじゃないかな。今生の出会いをありがとう。そう思うことが大事だと思う。この映画についていうと、主人公が還暦で今後の人生を愛する妻をリセットして生きて行くことはドライすぎる気はした。キャスティング的なことかもしれないけど。


それと、貴重な体験になることがひとつ。自分が家族が散骨をしたらどんな気持ちになるか疑似体験できる。

2015.08 だいぶ前に見て書いたはずだったんだけど無かったので今日予告編見て思い出しながら書いた。

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